vol.1 /懐かしさを残しつつ、DIYで進化する機能的なキッチン。
さとう かおる さん
(主婦)
フードビジネスコーディネータースクールの同期で結成したレシピユニット「みやちゃぶ」のメンバー。現在「市広報みやざき」などのレシピ提案を担当している2児の母。
築35年の家の台所はI型の横に長いキッチン。9年前に福岡からご主人のご実家がある宮崎市へ引っ越してきた際にリフォーム。吊り戸棚やレンジフード、印象的な青いタイルなどは残し、古いシステムキッチンをすべてステンレスの業務用のものへと変えた。機能的でありながらどこか懐かしい感じのするキッチンだ。
ステンレスの吊り棚にぶら下がるキッチンツールたち。
窓際のスパイスラックや鍋の上のデッドスペースを有効利用するための台など、思いついたらすぐDIYで作っている。
コンロの後ろにはステンレスのシェルフ。オーブンレンジやトースター、フードプロセッサーなどの調理家電を収納。大きなざるは梅や野菜を干すのに使用している。
(左)食器棚は以前からこの家にあったものを使用している。引っ越してきた際はあまり気に入っていなかったが最近はすっかり目が慣れてこのままでもいいかなと思っているそう。
(右)食器棚のとなりに作った手作りの棚。普段使うお茶セット、コーヒーサーバーなどを置いている。
時には子供たちの絵の展示スペースにもなる冷蔵庫。ギャラリーなどから送られてくるポストカードや、こどもと約束した際書かせた「うそをつかない」のメモが貼ってある。
長年使っているガスレンジは、まだまだ現役。
土鍋
さとうさんのお宅には炊飯器がない。このかまどさんでご飯を炊いて余ったら冷凍している。
新米を炊いたときなどは、塩むすびにするだけでもごちそうだという。
卵焼き器
お弁当作りに欠かせない銅製の卵焼き器。10年前に京都旅行の際に購入したもので、これがないとおいしい卵焼きができない。
毎日使う包丁たち
この3本がよく使っている包丁。まな板は綾町で求めた榧の木のもの。刃のあたりがやさしくとてもよい香りがする。
よく使ううつわたち
普段使いのうつわはふちが欠けにくい厚みのある丈夫なものが好き。