vol.3 /親子二代でつなぐ台所
あきづき よしこ さん
(アロマセラピスト)
宮崎県国富町の自宅で「アロマセラピーサロン ハムワ」として施術している。ご両親、よしこさん、弟さん、愛犬フクちゃんと一緒に暮らしている。現在、台所で料理するのはよしこさんが中心。
アンティークの木製棚には、保存食や器がずらりと並ぶ。すぐに出し入れできて便利な見せる収納。
調理道具は気に入った物を必要な量しか持たない。
(左)蓋付きの鉄鍋は、ずいぶん昔から家にあり、ずっと使われずに眠っていたもの。よしこさんが綺麗に磨いて再び活躍。すき焼きの日はいつもこの鉄鍋が登場。
(右)お湯を沸かす時は、やかんを使わずに土瓶や鉄瓶を使っている。
季節の果物を使って酵素シロップを作っている。免疫力を高め、代謝があがるといわれ、そのまま飲んだり、お湯や水、炭酸で割ったりする。瓶に入っているのは金柑の酵素シロップと柚子・生姜の酵素シロップ。
(左)一日一回、よしこさんが酵素シロップをまぜる。酵素シロップは手についている常在菌の力で発酵させ出来る。
(右)自家製の味噌が入った壺。毎年2月頃にお母さんが味噌を仕込む。
(左)お米の収納に使ってるのはお母さんの作った陶器。
(右)キッチンにハーブを植えていると、さっと料理に使え、香りを楽しむこともできる。
(左)よしこさんは子どもの頃から、気に入った箱は大事にとっている。
(右)時間がある時は、パンやお菓子を作る。
(左)台所にはスツールがいくつか置いてあり、腰をかけたり荷物を置いたりする。料理をしながら親子で会話する時にも便利。
(右)ホーロー製のお弁当箱は10年程前から家族のお出かけのお供。おかずをさっと詰めて、かごに入れ、ピクニックへ。思い出も沢山詰まったお弁当箱。
(左)卵は常温で保存する。木彫りの器は卵にやさしく温もりがある。
(右)台所の窓は手ぬぐいを目隠しカーテンとして使っている。程よい透け感で白紺の色合いが爽やか。
土鍋
陶芸をしているお母さんの手作り土鍋。一人用の小さなものから家族で使える大きなものまでサイズ・色ともに数多く持っている。冬の鍋料理はもちろん、小さめの土鍋は家族分の味噌汁を作るのにちょうどよいサイズで、一年中活躍している。
ブレッドボード
18年程前に購入したもの。木製のブレッドボードとブレッドナイフのセットになっており、パンを切った後のパン屑が下に落ちるように出来ている。「まな板でパンを切るよりも、これで切る方が同じパンでも美味しく感じるのよ」とお母さん。
コーヒーメーカー
コーヒーをいれる時はいつもカリタの「カントリー」を使っている。下にフィルターと豆をセットして、上に分量のお湯を注ぐだけで簡単にコーヒーができる。現在の「カントリー」はステンレス製だが、これはアルミ製で軽く使いやすい所が気に入っている。
(右)鉄製のコーヒーミルはよしこさんがどうしても欲しくてオークションで手に入れたもの。
カリカリと豆を挽く音が心地よく、コーヒー豆の良い香りが部屋に漂う。
よく使う器たち
器は陶芸歴20年以上のお母さんが作ったものが中心。
ブルーのラインや絵柄の器でまとまった食器棚。よしこさんが台所に立つことが多くなり、お母さんとよしこさんがお互いに気に入った物だけを厳選して収納している。
(左)晩酌もオリジナル徳利、ぐい吞みで。
(右)親子で好きな陶芸作家、増渕篤宥さんの器。お母さんが陶芸教室で出会った小林市在住の作家さんで、温かい人柄と繊細な細工の作品に魅了されてる。
器だけでなく、カトラリーも手作りの物を使っている。木製は口当たりが優しく、使い込むうちにあめ色に変わって味わいが増す。